雅生の部屋

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《雅生の部屋》最後の部屋は、『横浜DeNAベイスターズ』の鈴木尚典さんと夢の対談が実現しました!「ガチ!」も「チャーハン」も忘れて、小野瀬さんが『ベイスターズ愛』を語った熱い対談です。(笑)

小:ちょうど今年、クレイジーケンバンドのデビューから20周年なんですね。
鈴:はい。
小:98年にベイスターズが日本一になった年に、同じくクレイジーケンバンドも誰にも気づかれないくらいひっそりとCD(『Punch!Punch!Punch!』)を出したんです。
鈴:(笑)
小:その当時のベイスターズってみんなおっかない顔して野球やっていましたよね。 
鈴:そうですね、今とはまたちょっと違った空気ではありましたよね。
小:そうですよね。みんなおっかないっていうかね、獲物を狙うようなスッとした目でバッターボックスに立って「よし、やってやろう!」みたいな気迫がありました。
鈴:うんうんうん。
小:そういう目をしていたのをすっごくよく覚えているんですよ。で、最近はまた優勝当時のような集中力でみんな試合に臨んでいるなーという気がしてるんですが、今のチームは尚典さんから見てどう思いますか?
鈴:そうですね、去年セ・リーグ3位から日本シリーズに行ったことによって、今年は3位からじゃなく、リーグ優勝をして日本シリーズに行く気持ちで選手全員やっていると思いますよ。
小:はい。
鈴:僕がいた時も、97年はチームが2位でシーズンを終えて、当時はクライマックスシリーズがないからそれで終わり。するとやっぱり、次の年のキャンプインの時から「今年は優勝するぞ!」っていう気迫をみんな持っているように感じました。
小:うんうんうん。
鈴:なので今年はいろんなことがうまくかみ合えば、本当に優勝できるんじゃないかと。
小:本当に。最初の5戦目まではどうなることかと思いました…けど、集中力が全然途切れない感じがなんかすごいです。
鈴:うん。
小:98年当時の、その時までの成績なんて関係なく、1人打ち出すとみんな後にどんどん続く打線を彷彿とさせるような、バッターボックス立ったら絶対集中していくぞっていう感じがすごくあって。
鈴:そうですね、全員が調子が良い状態っていうのはなかなか無くて、1人すごく調子良い選手もいれば、ちょっといま調子悪いって選手もいるのが普通だと思うんですけど、やっぱり打線っていうのは繋がりがあるものなので。
小:うんうんうん。
鈴:調子の悪い選手は、チャンスで回ってきた時すごく緊張すると思うんですけど、逆にそういう場面だからこそ「ここで結果出さなきゃいけない」っていう集中力がすごく良い方向に向かって、それで後ろに後ろにって形で繋がってるんじゃないかなと。
小:はい。97、98年ぐらいの尚典さんって、ずっと打ち続けていた感じがしますよね。
鈴:そうですね。(笑)
小:なんかずーっとコンスタントにスポーンと打ててた。
鈴:97年の5月の中旬から一気に上がっていって、それまでは2割5分ぐらいしかなかったんですけど、その5月の中旬を境に3割超えて…まぁ後から気づいたんですけど、その97年の途中から98年99年の2年半はずっと3割でしたね。
小:ねえ、そうですよね。
鈴:切らなかったですよね。
小:すごい。(スタッフに向かって)いま、すごい人と話してるんだよ、知ってる?
鈴:いえいえいえ。(笑)
小:で、ご縁あって何年か前に伊勢佐木町のイベントで少しお話をさせていただいて。
鈴:はい。(CKBの)コンサートも拝見させていただいて。
小:そうなんです、いらっしゃってくださって。
鈴:三浦大輔と一緒に行きましたね。
小:県民ホールですよね。すっごく長くやった時じゃなかったかな。
鈴:ははは。(笑)
小:当日に急に曲が5曲くらい増えて。
鈴:ははは。(笑)
小:そうなんです。はい。いやいやいや。(スタッフに)なんか、もう良いんですお話しできてぼくはもう、満足しました!
鈴:(笑)
一同:終わっちゃう。(笑)
小:最近は育成が上手くいっているのか、広島と同じぐらい選手層が厚くなってきたような気が。
鈴:だいぶ厚くなってきましたね。
小:バッターはすでにいろんなタイプの選手がいてバリエーションがたくさんあって、あとはピッチャーだなと思ってたら、5回までちゃんと投げてくれる先発がたくさんいて、すごいなって。

ファンとして小野瀬さんから『今年のDeNAベイスターズに期待するもの』を。あと、逆に尚典さんから『球団側にいて、ここを観ててくれ!』という一言をお願いします。
小:いや、もう優勝で。
一同:(笑)
鈴:20年ぶりの。
小:です。一応ぼく、星勘定して86勝と思ってるんです。86勝してセ・リーグ優勝、とならないかなーと思って。家でピッチャーの名前書いてこの選手が何勝するって書いたりしてるんですよ。
鈴:(笑)
小:そしたら開幕の時に、あれ!?名前を挙げた選手が何人もいないぞ!?と思ったら、ルーキーがちゃんと埋めてくれて、加入した選手が戦力として活躍するチームになってきたなって思って、だからちょっと本当にいくかなーっと思って期待しています、はい。
鈴:ありがとうございます。本当に今年は十分優勝するチャンスがあると思うので、ファンの皆さんはもうその気になってもらって良いと思いますし。
小:やった。
一同:(笑)
鈴: 20年ぶりの3位から日本シリーズじゃなくて、リーグ優勝して、クライマックスシリーズ勝ちぬいて、日本シリーズ行くのとはやっぱり全然違うと思うんで、まずはリーグ優勝して。
小:うん
鈴:また今年も日本シリーズにいって、盛り上がってもらいたいなと思います。
小:はい!

ありがとうございました。

  • 鈴木尚典

    鈴木尚典

    横浜DeNAベイスターズOB(現球団職員)。
    1972年4月10日静岡県生まれ。外野手、右投左打。
    1990年に横浜高校から横浜大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)にドラフト4巡目で入団。
    入団7年目の1997年打率.335で首位打者を獲得。翌1998年にも打率.337で2年連続で首位打者を獲得し、38年振りの優勝に貢献。日本シリーズでも最優秀選手賞(MVP)にも輝く。プロ通算1,517試合、1,456安打、146本塁打、700打点、通算打率.303、オールスター4回出場。2008年引退後はファーム打撃コーチを務めた。2010年より球団職員として野球教室などで子ども達の指導に従事。
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